レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「人類SOS!」あのジョン・ウィンダム著「トリフィド時代」を映画化した楽しいB級SF映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「人類SOS!」(1963)です。

第二次世界大戦後のロンドン。世界中に流星雨が降り注ぎ、それは美しい閃光を伴う天体ショーだったので多くの人達が眺め入っていた。翌日、流星雨を鑑賞した人々は視神経をやられ失明してしまった。悪いことに、その昔隕石にへばりついて地球に来たトリフィドという食肉植物が、その流星雨の影響で巨大化して、移動することが出来るようになって人類を襲うようになる。

一等航海士ビル(ハワード・キール)は、目の手術を受けたので流星雨を見ることが出来なく失明は免れた。ラジオを聞くと失明していない人はパリに集まるように呼び掛けており、ビルと少女スーザンはパリに向かい、又孤島の灯台にいて流星雨を見なかった科学者トムとカレンはトリフィドの弱点を調査し始めるのだった…

今回入手したDVDは、画質が悪く購入するんじゃなかったと思いきや、鑑賞し始めると意外に気にならなくて結構楽しめました。何かゾンビ映画の原点の様な感じで。

脚本をフィリップ・ヨーダン(「北京の55日」「バルジ大作戦」)が担当しているので、結構ツボを得たプロットになっているのが良かったと思います。全体にチープ感が漂った作品ですが、でも何か嬉しかった。その昔、実家近くの大磯シネマと言う小屋で見たことを思い出してね。だから映画道楽は止められませんね。

ハリウッドの誰か、トリフィド戦争の大作映画作ってくれませんかね? 楽しい映画になると思いますが。                          八点鐘

 

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