「ベンハー」1億ドル掛けた大作、ラストを除いてそんなに悪いとは思いませんが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ベンハー」(2016)です。

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この作品は、1959年に公開されたあの大作「ベン・ハー」(ウィリアム・ワイラー監督)のリブート作品です。残念なことに、日本では公開されずにビデオスルーされています。ベトナムでは公開されましたが。

 

映画は、全体にワイラー版とほぼ同じです。ワイラー版では、ピラト総督の一行に瓦が落ちて、それが不幸の始まりになるのですが、今回はもっと大胆にゼロテ党員によるピラト総督暗殺未遂に巻き込まれ、ベン・ハー(ジャック・ヒューストン)は奴隷となりガレー船の漕ぎ手に、家族はレプラとなり人里離れたところで生活することに。

ギリシャ海軍とローマ海軍のイオニア海での海戦で、ベン・ハーは生還し、族長イルデリム(モーガン・フリーマン)拾われ、家族の復讐の為、戦車競走に出場し、宿敵メッサラ(トビー・ケベル)と対決する・・・

 

今回、BD版で再見しましたが、甘すぎるラストを除いてそんなに悪い映画ではないと改めて確信しました。監督は「ウォンティド」で有名なティムール・ベクマンベトフ。

この作品の美点は、ワイラー版より宗教色が薄められていること、全体にテンポが速い(約二時間強の作品であること)、ガレー船漕ぎ手の視線から見たイオニア海戦が大変良く出来ていることだと思います。

 

但し、前述したようにラストが甘すぎると思いますし、アンドラ・デイの主題歌「The Only Way Out」が映画そのものの価値を上げることに貢献していない様に思います。もう少し重厚な演奏の方がよりマッチすると思いますが。

 

同様のリブート作品は「エクソダス:神と王」、私は未見ですが「ノア 約束の舟」があり、確かにワイラー版は重厚な大作ですが、三時間を超える上映時間は鑑賞するには大変だと思います。

そう考えると、あのアクション監督ヤキマ・カヌットの素晴しい戦車競走シーンとほぼ同等位の迫力を持つ戦車競走シーン(ラフプレー一杯ですが)を含むこの作品のリブートは成功しているのかなと思います。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。      八点鍾

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