レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「リンカーン / 秘密の書」(2012)です。
映画は、19世紀米国農家の息子エイブラハム・リンカーンは、ある夜ヴァンパイヤが母ナンシーを襲いその後絶命するのを目撃し、その仇を討つためにヴァンパイヤハンターとして活躍する。やがて彼は合衆国大統領となり、敵は戦線にヴァンパイヤを大量に組み込んでくるのだった…
リンカーンを描いた作品と言えば、例えばスピルバーグ監督「リンカーン」の様にかなり狡猾な人物として描いていましたが、この作品では何とヴァンパイヤハンターとして描かれており、それも大胆に斧を振り回して、ヴァンパイヤ(吸血鬼)大立回りを繰り広げます。
ばっちりと弾けた映画で、ここ迄やってくれると反対に笑いが込み上げて素晴らしいと思う時があります。加えて、バジェットも大きく何というか若干歴史的史実も踏まえて飽きずに見れますので、その辺りはとても良いと思います。手を抜いていない感じなので。まあ、おバカ映画の代表格と言って良いと思いますが。
時々思うことですが、邦画に必要なのはこの手の映画企画だと思います。真面目な映画も必要ですが、この手の娯楽映画のニーズもあるのですから。その中に、どれだけ製作者側の想いをうまく溶け込ますことが出来るかがカギだと思いますが。監督はロシア出身のティムール・ベクマンベトフ、「ウォンテッド」リブート作品「ベン・ハー」が有名ですが。
私の想いとしては、リンカーンの妻を演じるメアリー・エリザベス・ウィンステッドもヴァンパイヤハンターとして大立回りを演じて欲しかったですが…
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鐘