レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「きっと、それは恋じゃない」意外と先が読めてしまう異文化ロマンス・コメディ …

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「きっと、それは恋じゃない」(2022)です。

ゾーイ(リリー・ジェイムズ)はドキュメンタリー監督で生計を立てているが、マンネリ気味で次のテーマが浮かんでこない。そんな時、昔隣に住んでいた幼馴染のパキスタン人のカズがお見合い結婚をすると聞いて、それをテーマに作品にしようと企画を上げると、見事上司の了解を得ることが出来た。彼女は勇んで彼に同行して、パキスタン、ラホールに向かうのだった…

監督はシェカール・カブール、「サハラに舞う羽根」「エリザベス:ゴールデン・エイジ」が有名な監督で、この手の異文化ロマンス・コメディは初めてだと思います。映画はしっかりと纏められていますが、想像した通りのラストでそれが悪いとは思いませんが、少なくとも一捻り位あるのかなと思っていましたが、まあアッサリとネ。

最近、この手の映画によく登場するエマ・トンプソンの弾け振りも悪くありませんがありきたりで、リリー・ジェームズ嬢も精彩を欠く感じでございます。「ベビー・ドライバー」「ガーンジー島の読書会の秘密」「イエスタデイ」に比較するとちょっと落ちる感じです。

そういう意味で、日本で良くロードショー公開されたなと感じました。私が劇場で見た時は、私を含めて3名しかいませんでした。お暇でしたら劇場に駆け付けてください。

                                 八点鐘                             

 

追記 パキスタン、ラホールに、私は仕事で10日間ばかり滞在したことがあります。日系大手自動車会社に成形機が導入されたので機械操作説明で出張しました。出張する2週間程前に爆破テロがあり、誰も行かないので私がお鉢が回って来て出張しました。だから、客先とホテルの往復のみで一切外出もしなくて、本当に窮屈な出張でした。

もう一つ、忘れられない思い出あります。直行便がなくシンガポール乗換でラホールに向かったのですが、飛行機が遅れてラホール到着が深夜11時になり、ピックアップがいなくて仕方なくリムジンタクシーに乗ってホテルに向かいました。いや、怖かったですね。偶々強面のパキスタン人の運転手で、この人信用できるのかなと思いましたがちゃーんとホテルに到着しました。幸運でした。映画に登場するラホールの街を見て、当時のことを思い出しました。

 

wl-movie.jp

            ラホールの街並みはこんな感じ




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