レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「危険がいっぱい」巧くかわしたつもりがドップリと陥穽に嵌る男を描いたサスペンスミステリー…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「危険がいっぱい」(1964)です。

マルク(アラン・ドロン)はプレーボーイ、米国でギャングのボスの妻に手を出して、フランスに逃げ帰ったが、ホテルで待ち構えていた子分達に捕まり、あわやと言う処で大富豪の女性バーバラ(ローラ・オルブライト)の運転手として拾われる。その大邸宅にはバーバラの従妹メリンダ(ジェーン・フォンダ)が住んでいた。

マルクはギャング達をかわしたら出て行くつもりでいたが、バーバラは何か計画を持っているようで、邸宅には隠し部屋があり誰かが隠れているようだった。マルクはその秘密を探り始めるのだが…

なかなか良く出来たサスペンスミステリーです。原作はデイ・キーン著「喜びの家」で、ラロ・シフリンのテーマ音楽もとても良く、楽しませてくれます。

アラン・ドロン、ジェーン・フォンダ、そしてローラ・オルブライトも良く演じており楽しく鑑賞できました。ルネ・クレマン監督としては軽くコメディタッチで撮った作品のようですが、サスペンスの盛り上げ方が上手く、最後の最後まで楽しませてくれます。見直しました。

いや、この手のミステリー映画が減ってきていますが、私の本音としては、もっともっと量産して欲しいですね。いくら観客の食い付きが良いからと言ってアニメとかマーベルコミック映画だけでは寂しいですから。

もう一つ、このバーバラが所有しているロールス・ロイス シルバー・レイス 透明なプレキシガラス仕様が登場します。こんなRR、初めて見ました。いや、凄い車ですね。この車を見るだけでも、この映画を見る価値があると思います。

最後に、この映画、続編が作れそうですね。マルクの復讐談として結構面白そうな映画が作れるように思います。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。          八点鐘

 

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