レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「オーメン」(1976)です。
ローマ、6月6日午前6時に生まれた外交官ソーン(グレコリー・ペック)の子供は死産だった。彼の失望は言い表せなかった。が彼は、同時刻に誕生した孤児を妻キャサリン(リー・レミック)に秘密にして養子として引き取ることにした。
養子はダミアンとして名付けられ、ソーンは大使として英国へ移動となった。5歳の誕生日に乳母が首つり自殺をして新しくやって来た乳母も何やら如何わしくキャサリンが二階で片付け事をしている時、ダミアンの三輪車が当たり彼女は転落してしまう。妊娠中の彼女は流産してしまう。ソーンは、写真家ジェニングスと共にダミアンの出生の謎を調べる為にローマに向かうのだった…
公開当時、オカルトホラーとか言われた映画です。あの「エクソシスト」も同様の作品ですが、監督ウィリアム・フードキンによって当時としてはスタイリッシュな演出で一味違うホラー映画に対して、この作品は正統派と言って良い演出スタイルで造られているが特徴だと思います。
だから、映画としては良く出来ていますが、少し魅力に欠ける感じがします。今回、再見して一番素晴らしいと感じたのは、やはりジェリー・ゴールドスミスの音楽だと思いました。ダークな合唱曲でオーソドックスな仕上がりですが、これが素晴らしい。見事アカデミー作曲賞を貰っています。うーん、美しいです。
と書きましたが、キャサリンが二階で片付けものをしている時にダミアンが乗った三輪車が彼女に当たり金魚鉢と共に落下する前後の描写はとても素晴らしいと思います。こういうショットを見るに付き、ますます映画が大好きになってしまいます。うーん、美しいです。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鐘
このブログで取り上げたオカルトぽい映画ですが…