レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ヘルハウス」リチャード・マシスン原作のホラー映画ですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「へルハウス」(1973)です。「激突!」「アイ・アム・レジェンド」のリチャード・マシスンの同名小説の映画化です。当時「エクソシスト」が大ヒットし、その余勢をかって公開されたと聞いています。

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IMDb

幽霊屋敷を舞台にした映画です。有名なところでは、巨匠ロバート・ワイズ監督「たたり」という映画があります。ワイズ監督は、この作品以外にも「キャットピープルの呪い」「オードリー・ローズ」等ホラー作品があり、思いのほかユニークな監督だと思います。特に「たたり」は、余り面白くない作品と思いますが、外国での評価は高くビックリします。

 

この映画は、富豪ドイッチ氏の依頼でベラスコ邸心霊現象を調査を引き受けた物理学者バレット夫妻、以前ベラスコ邸調査に加わった生き残り霊媒師フィッシャー、霊媒師フローレンスは、1週間ベラスコ邸に滞在することになる。

ベラスコ邸は、富豪エメリッヒ・ベラスコがの屋敷であらゆる悪徳、悪行、淫行を繰り返し、多くの遺体を残した末、ベラスコは失踪した曰くありげな屋敷である。

初日から、多くの心霊現象を目の当たりにする調査チーム、果たしてその心霊現象の謎を解くことが出来るのだろうか・・・

 

映画は小品ですが、良く出来ています。少なくとも「たたり」より好きです。100分弱の作品なので殆どプロットをなぞっていく映画化ですが、個人的にはもう少しメリハリが欲しい処です。

小説では、ベラスコ邸の経緯を結構詳しく記述していますが、映画では簡単にセリフで済ましているだけです。でも、最後の最後迄、観客を上手く引き付ける監督のジョン・ハフの手腕は評価されていいと思います。

 

加えて、ジェームズ・ウォン、ヴェラ・ファミーガ、パトリック・ウィルソンのゴールデンコンビでリブートしてもらうと更に嬉しいのですが。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。        八点鍾

 

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