レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「エクゼブティブ・デシジョン」ジャンボ機を舞台にした航空サスペンススリラーですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「エクゼブティブ・デシジョン」(1996)です。

米陸軍トラヴィス大佐(スティーヴン・セガール)率いる特殊部隊は強奪された神経ガスDZ-5を奪還の為、トリエステ郊外の敵隠れ家へ侵入制圧するが問題の神経ガスは運び出された後だった。数か月後ワシントン行ジャンボ機がテロリストにハイジャックされた。彼らの要求は英国で収監されているリーダー、ヤッファの釈放だった。米陸軍情報部顧問グラント博士(カート・ラッセル)はテロリストの要求に疑念を抱き、神経ガスDZ-5を使ってテロ攻撃を行うのではないかと進言する。政府はトラヴィス大佐を頭に特殊部隊を乗せた特殊ステルス機をジャンボ機に接続させ、部隊を送り込む作戦を行うのだが…

意外な拾い物と言って良い航空サスペンススリラー作品です。特にF117ステルス機を改造した実験機「レモラF117x」が飛び立つ辺りからサスペンスたっぷりで、この編集出身のスチュアート・ベアード監督、なかなか見せてくれます。意外にもドッキング中に乱気流に巻き込まれ、ドッキングトンネルが破損しトラヴィス大佐は吹き飛ばされてしまい行方不明に。

この後、グラント博士と特殊部隊達に襲いかかる恐怖のサスペンスの連続と言う感じで、航空サスペンススリラーとしてとても良く出来ていると思います。テロリスト達に気付かれずに連絡を取ったり、機内エレベータ使い方も上手いと思います。又、爆弾処理担当キッピーが乱気流に巻き込まれた時、機内で激しく背中を強打して半身不随になったりして、あの手この手ので楽しませてくれます。最後の最後まで楽しめると思います。

そうですね、あの「ジャガーノート」という海洋サスペンス映画に少し似ていますが、こちらの方が面白いと思います。阿保っくさいと思わずにたっぷりとコテコテのサスペンスを楽しんだ方がよろしいかと思いますが。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。               八点鐘

 

追記 レモラF117xなかなかカッコいいです。加えて、ハル・ベリーがキャビンアテンダントとして登場します。両者ともうーん、美しいです。

 

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