レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「パパ・プティ・バトー」ちょっと変わったフランス製コメディ・ノワール映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「パパ・プティ・バトー」(1971)です。

 

大富豪の令嬢クッキー(シーラ・ホワイト)は怖いもの知らず、そんな彼女が四人組の犯罪グループに拘束、監禁された。が、クッキーはそんなことでクヨクヨする様な女性ではなかった。何とその四人組を手玉に取り堂々と対峙し、又別の犯罪グループも加わり、事態はドロドロハレハレとなって行くのだが…

 

監督は日本初登場のネリー・カプラン、今回東映ビデオから発売されたので、どれを購入しようかと迷いましたが、この作品を選択してまずは大満足でした。

 

映画は、シャンゼリゼ大通りをゆっくり走るトライアンフTR4に乗りストリップを始める令嬢クッキーが映し出され、すぐさま警察に彼女は拘束されます。警官ユニフォームをさっと盗んで逃げますが、外に待ち構えていた犯罪グループにあっという間に拘束され、父親に身代金を払う様に依頼することに。

が、令嬢クッキーは只者ではなく、何とケチな親父から一緒に身代金を引き出そうと協力することになりますが、物語は二転三転し、あれよあれよと言う感じで展開します。特に後半が中々ハードボイルドタッチで好い感じなんです。うーん、美しくもあり痺れる様な感じで。

 

私は見たことありませんが、ジェームズ・ハードリー・チェイス原作「蘭の肉体」というドロドロのノワール映画があります。何かその映画のプロットを巧みに取り入れたような感じで、ラストは殆どすべての登場人物があの世へと言う映画で。こちらはコメディタッチで皆さんお亡くなりになっていき…

いや、このネリー・カプラン監督、女性ですがタッチが良く判っている感じで、このユニークなハードボイルドタッチ美しいです。いや、素晴らしいノワール映画になっていました(笑)

 

残念ですが、カプラン監督は2020年にコロナで他界しており、もっともっとハードなノワール映画を量産して欲しかったと思う次第です。ああ、残念だな。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。               八点鍾

 

追記 あのドン・シーゲル監督もこのネリー・カプラン監督作品が好きだったとか。何か似ているようなタッチでしたね。美しいですね。

 

 

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前述の様に 1作品しか見ていませんが、 結構楽しめました。

次の映画紹介は、予定では、かなり重いアルジェリア戦争の映画です。ほら、あのアラン・レネ監督の「ミュリエル」を予定しています。            八点鍾