レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ANNA」です。
この映画は、昨年9月ベトナムで公開されており、このブログにも紹介していますが、昨日たまたま所用で外出、仕事が早く終わったので、又コロナ自粛も一段落したので鑑賞しました。
リュック・ベッソン監督の最新作で、個人的にはSF大作「ヴァレリアン」を評価しますが、再見するとやはり演出のテンポが良く、こちらの方が手馴れている感じです。
お馴染みの女スパイ、アンナの活躍するエスピオナージスリラーです。二度目の鑑賞ですが、当たり前ですが印象は変わりません。フランスの監督では一番ハリウッド的な作品を量産しています。悪くはありませんが、何か今一つと言う感じで、野心的なSF大作はヒットしなくて、特異なサスペンススリラーは中々良く出来ていますが、あと一つスパイスが欲しいといったところで、ヒロイン、サーシャ・ルースは良く動いて良いのですが、何かが足りない。前の紹介でも書いた通り、ヘレン・ミレンの方が味わいがあります。キューブリック的に言えば、題材選びになるのでしょうか?
今回、特にCIA側の責任者キリアン・マーフィーが結構良いなと感じたぐらいです。次の007でもいいかなとね。 八点鍾
追記 映画館はコロナの影響で私を含めて10名程の観客で、寂しい限りです。ベトナムの時は、週末金曜日19時の回でかなり入っていましたが。