レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「狼の挽歌」(1970)です。
「さらば友よ」(1968)でブレークしてその余勢をかって製作された作品で、監督は「血斗のジャンゴ」等で有名なセルジオ・ソリーマ、共演が妻のジル・アイアランド、テリー・サバラス(女王陛下の007)、ミシェル・コンスタンタン(穴、ギャング)、ウンベルト・オルシーニ(続エマニエル夫人)、そして音楽がエンニオ・モリコーネなのでかなり気合の入ったフィルムノワールになっています。
殺し屋ジェフ(チャールズ・ブロンソン)は、バージン諸島で休暇中、ヴァネッサと言う女性と仲良くなる。が、謎の車に追跡される。追跡をかわして逃げ込んだところに前の仕事の依頼人クーガンがおり、ジェフを殺そうとして、ヴァネッサと共に逃げてしまう。ジェフは、追ってきた殺し屋を射殺し、警察に収監されるが、正当防衛で釈放される。
ジェフはニューオーリンズに向かい、旧友キレインの助けを借り、レース中にクーガンが操縦するレースカーのタイヤを撃ち抜き、焼死させる。ジェフはバァネッサを探し出して、高飛びしようとするが、クーガンを狙撃した時の写真でゆすられ、犯罪組織のボス、ウェーバー(テリー・サバラス)に会い、組織に入るよう持ち掛けられる。
が、ジェフは断る。そこでジェフはヴァネッサがウェーバーの妻になっていることを知る。ウェーバーの弁護士スティーブはヴァネッサは危険な女だという。ヴァネッサのコテージに入る時、ジェフはキレインに襲われ、撃ち殺す。ウェーバーを始末すると、ヴァネッサは写真をスティーブに渡して、ジェフはニューオーリンズ警察から追われるようになる。
ヴァネッサは、スティーブと共にウェーバーが所有していた大企業に乗り込むのだが、そこにジェフの憤怒の弾丸が・・・
この作品で一番の見所は、気前良く脱ぎまくるジル・アイアランド、ラストのガラス張りエレベータ狙撃シーンそしてモリコーネのコッテリした音楽でしょう。
良く出来た映画ですが、セルジオ・ソリーマ監督の腕前がもう少し良ければ・・・
但しなかなか良い構図はあります。
脱ぐのは結構だけど、アイアランドの演技がもう少し深みがあれば・・・
残念ですが、とても綺麗ですが、悪女(ファムファタール)にはちょっと。
このブログ作成にDVD英語版を鑑賞しています。 八点鍾
その他として
ゴジラ対コングの予告編が解禁になりました。お楽しみください。
こちらは、007ノー・タイム・トゥ・ダイの主題歌