レタントンローヤル館

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「白頭山大噴火」韓国製ポリティカルアクション、B級らしくて良いのですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「白頭山大噴火」(2019)です。

 

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映画は、北朝鮮が崩壊、所有していたICBMを回収するために米国貨物船が北朝鮮に向かっているというシーンから始まります。

が、その時中国国境にある白頭山が大噴火、平壌、ソウルが大地震に見舞われる。韓国政府は安瀬保障会議を開き、その席で白頭山の下にマグマ層が四つあり、一番下にある一番大きなマグマ層が噴火で噴出されると朝鮮半島は壊滅だとカン教授が発言する。それを防ぐには、そのマグマ層に穴をあけて圧力を逃がすしかないと。

大統領は、仕方なく北朝鮮のICBMを奪い、それを使ってマグマ層に穴をあけるために特殊部隊を送り朝鮮半島を救おうとするのだが…

 

韓国映画です。韓国映画は「パラサイト」以来です。突っ込み処満載のプロットに色々なエピソードをこれでもかこれでもかとテンコ盛りの様に載せてあります。監督はイ・ヘジュンとキム・ビョンソ。

こんな荒っぽいプロットって、B級らしくて良いですが、あまりありませんよね。特殊部隊がICBMを強奪し、中国国境近くで核爆発させるなんて。だから米軍も動くし中国関係者も登場する。勿論北朝鮮のエージェントも登場します。

加えて、主人公チョ大尉の家庭内エピソードも加えられ、もう少し整理した方が良いのではと、映画を見ていて思いました。サスペンスフルなストーリーですが、コメディ風にも仕上げてあり、全体に緩い感じがします。ただ色々詰め込んであるので、お客さんは退屈もしないと思いますが。私個人は、もっともっとサスペンスフルに仕上げて欲しいと思います。

 

例えば、二機の輸送機で北朝鮮内に侵入するのですが、白頭山の火山灰で輸送機のエンジンが破損炎上するエピソードなんか、ハリウッドなら見せ場としてもっともっと盛り上げるでしょう。反対に冒頭のソウル大地震のシーンなんかストーリーにほとんど関係ないのでカットした方がすっきりしますがね。おまけに、チョ大尉は渋滞で車の中に居ますが、この大地震に捕まると反対車線に出て自分だけは何としても助かるんだと言わんばかりに車を暴走し始めて… 

主人公がこれだと観客はドン引きで映画にのれませんよね。韓国人はこんなものだと言うのが良く分かりますが。まあ、そんな感じで映画は進みます。お暇な人はどうぞと言う種類の作品ですが。

 

最後に、火山に核兵器で穴をあけると言うアイデアは、アンドリュー・マートン監督「地球は破滅する」(1965)「日本沈没」(2006)から頂きでしょう。    八点鍾

 

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