レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「黄金のランデブー」(1977)です。
カリブ海をクルーズする貨物客船カリビアン・スター号の一等航海士カーター(リチャード・ハリス)は、何やら不安を感じていた。と言うのは通信士が殺害されたからで、自分なりに捜査を進めることにした。先の港では、ギャンブラー、美女スーザンとか謎の男カレラス達が乗船しており、その中でも怪しいセダンの部屋に忍び込んでそこで通信士のヘッドホンを見つける。船長に頼み込んで、夜カクテルパーティを主催しそこでセダンを問い詰めようとした時、男達が現れてカリビアン・スター号はシージャックされてしまう。その目的は、金塊を輸送しているユニコーン1号を襲撃するためだった…
A・マクリーンの諸作の中でも上位に位置する面白さの小説ですが、やたら変な風に改変し、キャストもリチャード・ハリス、ジョン・バーノン等と先ず先ず揃っていたのに監督アシュレー・ラザラスの演出が今一つなので、全く盛り上がらない映画になってしまったのは残念です。まあ、バジェットも小さいので何を言っても始まりませんが、もう少し頑張って欲しかったと思います。
見所は、ラスト、カリビアン・スター号の機関室でのハリスとバーノンの対決、カラシニコフ銃でバリバリとね。
でも、ご覧になる方は、余り期待しないでね。そういうシャシンなので。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鐘