レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「きみに読む物語」この映画もアルツハイマー病を描いた映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「きみに読む物語」(2004)です。

映画は、ニコラス・スパークスの同名の原作を映画化したもので、介護施設に入居している老人(ジェームス・ガーナー)は、アルツハイマーを患っている女性(ジーナ・ローランズ)へノートに書かれた物語を優しく読み聞かせている処から始まります。

時は遡って1940年へ、南部の街シーブルックでノア(ライアン・ゴズリング)は別荘に遊びに来たアリー(レイチェル・マクアダムズ)に一目ぼれ。二人は良い関係になっていくが、アリーの両親の反対で仲は引き裂かれてしまう。アリーはNYへ戻り大学へ、ノアは毎日アリーに手紙を送るのだが返事はなく、やがて戦争が始まり徴兵されて、欧州戦線パットン第三軍へ。戦争が終わり米国へ戻ったノアは、ひょんなことからアリーと再会、二人は再び燃え上がるのだが…

とても良く出来たラブロマンス映画です。監督はニック・カサヴィテス、そうです、あの「特攻大作戦」とか監督作「こわれゆく女」のジョン・カサヴィテスの息子です。なかなかの腕前を見せてくれます。本当に頼もしい息子さんです。

実母ジーナ・ローランズとジェームズ・ガーナーのシーンが、ノアとアリーの場面に巧みに編集されて心地好いテンポで物語が語られていく凝った映画になっています。然程、涙腺は刺激しませんが、ラストはなかなか感動ものです。

この手の映画が好きな方は、多分もうご覧になっていると思いますが、そうでない方は必見の映画と言って良いでしょう。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。           八点鐘

 

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