レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「AVA/エヴァ」(2020)です。
あの演技派女優最右翼のジェシカ・チャスティンがストーン・キラー(非情な殺し屋)を演じる作品です。
そう、チャールズ・ブロンソンとかノウミ・ラパスが得意とする役柄をあのチャスティンが演じるんです。ホントかなと思いましたが、やっているんです。結構身体も動いているし、非情なシーンも似合います。うーん、美しいです。
でも、彼女、演技派だからアクション満載だから、あの綺麗なお顔もドロドロメイクで、その昔、マーロン・ブランドがアーサー・ペン監督「逃亡地帯」(1966)でドロドロメイクでやったように。
エヴァ(ジェシカ・チャステイン)は、ある組織に所属するストーン・キラー、最近、標的を処分する前に余計なことをするんです。標的に思い当たる節はあるのかと尋ねるのですよね。
これに気付いた組織のボス、サイモン(コリン・ファレル)は、エヴァを抹殺しようと、エヴァの育ての親デューク(ジョン・マルコヴィッチ)はそれを阻止せんと動き出すが…
こういう展開ってこの手の映画では足を引っ張ると思います。観客が望むのは、いかに標的を鮮やに殺すかだけなんですけど。そのせいかIMDBでは評価良くありませんが、そんなに悪い映画ではないと思います。監督が「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のテイト・テイラーなので見てがっかりはないと思います。興味のある人は是非とも劇場へ。
ラスト、エヴァとサイモンの近接銃撃戦はなかなかですが。もっと少しアクションが欲しいと思います。次作「ザ・355」に更なる期待を。
最後に、エヴァの母としてジーナ・ディビスがチラリと出て来るので、私なんか母娘親子丼ぶり銃撃戦(組織に対して)を期待しましたが… 八点鍾