レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「殺しのテクニック」(1966)です。
ロバート・ウェッバー主演のマカロニ・ノワールです。ロバート・ウェッバーと言えば「ガルシアの首」「特攻大作戦」「バンクジャック」「動く標的」等が有名な男優で、
共演があのフランコ・ネロなのでだいたいどういう映画かお判りいただけると思います。公開当時日本でも話題になりました。
映画は、殺し屋稼業をしているクリント(ロバート・ウェッバー)は、今日もまた一人相手をあの世に送った。組織のボスから報酬を受け取り帰ろうとすると、次の仕事を依頼されるが、今日が最後の仕事と言い残して部屋を出た。兄に会うフランクだが、見知らぬ車が近づいてきて銃撃を受け、コンクリートに横たわる兄の姿。ボスは言う、次の標的のガードマンだろうと。
仕方なく仕事を引き受け、ボスがつけてくれた相棒トニー(フランコ・ネロ)とパリに向かう。パリではマリーと言う女性に会い、最近整形手術を行ったという標的セキを探すのだが…
全体に安普請で緩い作品です。この手の映画が好きな友人達とお酒でも飲みながら鑑賞する分には最適でしょう。ゲラゲラと笑いながら。プロットが少し雑なのが難点です。
この映画の美点は、このブログでも紹介した東宝ハードボイルドアクションのように、何かと反戦とか何かテーマを詰め込もうとするのですが、それがありません。そこが良いと思います。
でも冒頭の狙撃シーンと最後のガンファイトはまずまず楽しめます。この手の映画が大好きであれば、十分楽しめる作品になっています。
冒頭クリントが使用する狙撃銃は、レミントン オートマチック ライフルM742ウッズマスター、ラストで使用するハンドガンはS&W スナフノーズ リボルバーです。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鐘
映画はカラー作品です