レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「エイリアン: ロムルス」(2024)です。
2142年LV-410のコロニー「ジャクソンズ・スター」で働くレイン(ケイリー・スピーニー)は、アンドロイドのアンディと仲間4名で現在の劣悪な環境で働いているLV-410を離れて、宇宙空間に浮かぶノストロモ号の残骸に運搬船コルベラン号で向かった。彼等はそこで冷凍休眠ポッドを手に入れて惑星イヴァガに向かう為だった。が、到着してみるとそこである実験をしていたようで、強酸でズタボロになったアンドロイドがあり、その頭部からチップを抜き取りアンディにインプットすると彼はとんでもない行動を取るのだった…
前作「エイリアン: コヴェナント」と違い、この映画では第一作の様にSFホラーサスペンスに原点回帰してより見応えのある映画になっています。うーん、美しいです。
特に強酸でズタボロになったアンドロイド、あのアッシュ型アンドロイドが登場してからこの映画の面白いこと、本当に楽しめる作品になっています。
久々ですね、こんなに楽しめたSFホラーサスペンスは。監督はフェデ・アルバレス、前作「蜘蛛の巣を払う女」は悪くありませんでしたが、ただマセラティ・クアトロポルテⅤがラスト激突するだけでしたが、この映画は色々と手を尽くしており違います。
後半、サスペンスシーンたっぷりのつるべ撃ちで手に汗握ります。但し、シリーズ物なのでそのシーンがどういうものか想像がついてしまうのが、欠点と言えば欠点ですが。
でも、ノストロモ号の残骸、その中の研究施設ロムルス、運搬船コルベラン号、アンドロイドのアンディとルーク、F44AAパルスライフルの造形等結構手を尽くして造り上げているので、私、こういう映画は好意的に見てしまいます。うーん、美しいです。
キャストも皆さんよく頑張っています。特にケイリー・スピーニーとアンドロイド"アンディ"を演じたデビッド・ジョンソンがよろしいかと思います。
褒め過ぎかも知れませんが、この手の映画が好きな方は必見だと私は思いました。
八点鐘