レタントンローヤル館

主に映画のお話

「ヘルプ 心がつなぐストーリー」もう少し軽い内容の公民権運動映画と思いましたが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(2011)です。

 

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1960年代の米国、大学を卒業したスキーター(エマ・ストーン)は、故郷ミシシッピー州ジャクソンに戻り、地方紙に職を得る。故郷の友人達は家事育児を黒人メイドに任せて気楽な生活を送っていた。衛生面から黒人メイドのトイレを屋外に作るとか馬鹿にことに血道を上げているのにびっくり。

が、スキーターには野心があり、黒人メイド達が受けている現実を聞き出して、その真実を社会に知らしめてやろうと。そんな時、黒人メイドが室内のトイレを使用したという理由で解雇されたと聞き、スキーターはそのメイド、ミニーに会い話を聞くのだが…

 

テイト・テーラー監督のこの作品、大変良く出来ています。今年4月に鑑賞した「AVA/エヴァ」がまずまずの出来で、それ以上に良く出来た作品と聞いたので鑑賞する機会をを得て見ることが出来ました。野外トイレの話を掘り込んでいくのかなと思って見ていたら、さらに大きな事実が浮かび上がって来て。

女性キャストが豪華な映画です。エマ・ストーン、ジェシカ・チャスティン、シシー・スペイセク、ブライス・ダラス・ハワード、メアリー・スティーンバージェンそしてヴィオラ・デイヴィス等なかなかのものです。特にヴィオラ・デイヴィスは大変力量があると思いました。

 

個人的には、ダグラス・サーク風異人種恋愛映画「エデンより彼方に」の様な作品かなと思っていましたが、もっともっと重くエッジが効いた映画でした。

こういう作品を見ていると、60年代にハリウッドが製作した「野のユリ」「招かれざる客」と言った映画なんて甘々であっても無くてもいいような無意味な映画の様に思えます。甘すぎるラストを除いて「グリーンブック」もエッジが効いた映画でしたが、「ブラック・クランズマン」になると棘っぽ過ぎて…

 

米国における人種問題は今後どのように変化するのか? 現状のままか、リベリア(米国にいた黒人たちが建国した)に行くのか、内戦に陥るのか私には分かりませんが、私には、何やら暗雲が立ち込めるように思います。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。    八点鍾

 

追記 

差別する白人至上者たちの言い分は多分次のようなものでしょう。その昔、マーロン・ブランドが「ルーツ」というTVシリーズで役の上でこうを言っていました。

「黒人が何故差別されるのかわかるか? 彼らはこの人類の歴史に何も貢献していない。こんな奴等は差別されて当然だ」と。

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