レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「連合艦隊司令長官 山本五十六」(1968)です。

昭和14年、帝國日本では日独防共協定を三国軍事同盟に格上げする動きが顕著であった。新潟県長岡に墓参りに来ていた山本五十六(三船敏郎)は、些細な事から渡し舟の船頭と賭けごとをして周りの皆を沸かすのであった。東京に戻ると平沼内閣は総辞職し、米内内閣が成立、山本も海軍次官から連合艦隊司令長官に転じ、いやいやながら対米戦の準備を始めるのだった…
当時、東宝8.15シリーズ「日本のいちばん長い日」の第二弾がこの作品でした。真珠湾攻撃、ミドウェイ海戦、ガタルカナル攻防戦、最後のブーゲンビルでの海軍甲事件で戦死するまで描いた映画になっています。また、特撮をあの円谷英二が担当しており、現在から見ればかなりプアなところもありますが、当時としてはなかなか良く出来た戦争映画でした。
よく知られている作品なので、今回は、海戦等戦闘以外の描写を中心に鑑賞しました。
冒頭の船頭との賭けで渡し舟の上で逆立ちをするシーンとか、海軍省での駆け引き、真珠湾奇襲後木村飛行士(黒沢年男)が帰郷し当時の町並み等なかなか貴重な映像に拝謁出来き、結構楽しめました。
役所広司が山本五十六を演じた「聯合艦隊司令長官 山本五十六」(2011)版もなかなか良く出来ていましたが、三船版の方が当時を思い出せる感じで少しだけですが良かったと思います。
個人的には、役所版の様に井上成美が登場して欲しかったと感じ入りました。役所版では、柳葉敏郎が演じていましたが。海軍の空軍化を解いた「新軍備計画論」が映画に登場していたらさぞかし楽しかったでしょう(笑) この映画は1968年公開で、井上成美は1975年に亡くなっているので、本来ならスクリーンに登場しても可笑しくはなかったのですが、無用な摩擦を起こすことを避けて出なかったと私は考えていますが。
戦後81年、ロシア、中国の動きが何やらきな臭いのですが、世界が戦争に引き込まれない様に平和を祈りたいと思っています。
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鍾






注)この手の日本映画は、宣伝用スチールが少ないのでイラストを利用しました。
二番目が「山本五十六」のサウンドトラックになっています。