レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

ロシア映画「 BREAK」 について

レタントンローヤル館に訪れていただきありがとうございます。

ここは、ベトナム ホーチミンで上映されている映画情報発信ブログです。

どうぞお見知りおきを。

皆様は、ロシア映画と聞いて何を想像しますか?

コテコテの映画ファンであれば、エイゼンシュタイン、タルコフスキーかな?

最近の映画ファンであれば、ベクマンベトフ監督の「wanted」だと思います。

ここホーチミンでもロシア映画はほとんど上映されません。で、19日公開のBREAKを紹介します。

この映画、ケーブルカーが舞台です。映画に、ケーブルカーは時々登場します。古いところでは「グランドキャニオンの対決」、私の大好きな「荒鷲の要塞」、「007 ムーンレイカー」、「メカニック2」といったところでしょう。

今回は「荒鷲の要塞」のようなハラハラドキドキではなく、ちょっとばかりお茶目な四人組が新年を山の上で過ごすため、ケーブルカーで上がり、楽しむつもりが事故でケーブルカーが停まり宙ぶらりんとなってしまうお話。どこかで頭のネジが外れたサイコパスが襲ってくるのかなというストーリを想像していましたが、そうあのブァマンの「脱出」を期待していましたが、そうではなくサバイバルストーリ。

ロシア映画でこういうスリラーものは珍しく、結構興味深く拝見しました。映画データベースIMDBではポイントは高くありませんが、私はちょっと辛すぎるなと感じました。この監督ティグラン・サハヤァン、後半なかなか見せます。もう一本ぐらいスリラーをロシアで作り実績を上げ、ハリウッドに行き頑張って貰いたいです。


ヒロイン、イリーナ・アントネンコも往年のハリウッド女優バーバラ・パーキンスに似てとても美しいです。

ただ、私なら映画のような甘いエンディングではなく、最後に残ったヒロイン、イリーナがゴンドラの中で力強く立ち上がり、何故かゴンドラの中では雨が降り、カメラーがずっーと引いていき、画面はモノクロームになり、その端に小さく救助に来たヘリが姿を現すというエンディングにしたいです。多分、プロデューサーと喧嘩して二度とスタジオで映画を撮れなくなるでしょう。

 

ベトナムでの映画公開について簡単に説明します。

劇場はすべてシネコンです。ほとんどが韓国系の興業会社で、映画はハリウッド物が半分、韓国、ベトナム、中国の映画が殆どです。時々、日本映画がかかりますが、年に一本程度です。

今後ともいろいろな映画情報を発信します。よろしくお願いします。   八点鍾

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IMDb

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