レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

番外編「007/スカイフォール」シリーズ中最もノワール色の強い作品

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介するのは「007/スカイフォール」です。

このブログでは有名な作品、シリーズはあまり取り上げないようにしています。理由は、皆さんが色々書いているのでわざわざ私が書くことはないからと思っています。

でも、この作品は取り上げたほうがいいかなとずっーと考えていました。理由は、007映画らしくないので。この有名なシリーズは50年以上続いており、その作品のフォーマットはシリーズ作品に全てに当てはまりますが、この作品は違います。

秘密組織、秘密基地、謎の美女(ボンドガール)、秘密兵器、個性的な悪役、そしてラスト・モーメント・リスキューと呼ばれるシナリオ等ですが、この映画は当てはまりません。秘密組織も秘密基地も出てきません。ボンドガールは出てきますがほんのちょっぴり、秘密兵器もありません。お話も悪役のハビエル・バルデム扮するシルヴァの私怨による復讐談で、ボンドの知力とタフネスさがこの映画のコアになっています。そして、エンドもパッピーエンドになっていません。

だいたい、サム・メンデス監督って個性強いですよね。「アメリカン・ビュティー」という作品も「ロード・トゥ・パーディション」も個性が強すぎて、良い作品ですがあまり好きではありません。この作品の方が良いとおもいます。色々言いましたが、演出スタイルは素晴らしく、若干トーンは暗いですが、シリーズ中一争うほどの作品だと思います。

ラスト、遠くにビックベンを望む建物の屋上でボンドがはためく英国旗を眺めているシーンはとても好いシーンだと思います。

このブログを作成するにあたり、BD版を鑑賞しています。         八点鍾

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