レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「バーティカル・リミット」B級山岳冒険アクション。美しいです、スコット・グレンの存在が・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「バーティカル・リミット」(2000)です。

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山岳冒険アクション映画です。それもクレバスに落ち、遭難した仲間を救う為、ニトログリセリンを背負って登山するハラハラドキドキ映画。そりゃないでしょと誰もが思うですが、やるんですよね、この映画。

監督はマーテイン・キャンベル。そう、「007 ゴールデンアイ」とか「007 カジノ・ロワイヤル」の監督です。観客が喜ぶのであれば、何でもやるよというスタンス、好きだな。

元々、この監督、中部地区で初めて放映されたTVシリーズ「特捜班CI-5」からのファンで、アクションが上手い、キレが良い。この作品も色々見せてくれます。馬鹿らしいところもありますが。

 

バーティカル・リミットとは、限界高度のこと。映画は、米国モニュメントバレーのクライミングシーンから始まります。前を登っているクルーが失敗して、ピーター(クリス・オドネル)、妹アーニー、父ロイスが宙吊りになり、父の命令で仕方なくロープを切り、ピーターとアニーは助かった。それ以降、妹アニーと疎遠になってしまった。

 

動物写真家になったピーターは、K2にいた。偶然、アニーが企業家登山チームに加わっているのを知り会うが、互いに気まずい雰囲気。

が、その登山チームが悪天候の為、遭難したことを知ると救出チームに加わる。アニー達3名がクレバスに落ちているので、チームは特殊容器に入ったニトログリセリンと共に登山することになる。

 

そして、このK2を知り尽くしている伝説のクライマー、ウィック(スコット・グレン)をチームに加え、女性隊員モニク(イザベラ・スコルプコ)を加えた救出チーム6名はヘリコプターに乗り込み、救出に向かうのだが・・・

 

このウィックを演じるスコット・グレンが良いだな、もう彼の映画と言って良いぐらい。「地獄の黙示録」「最後のサムライ ザ・チャレンジ(未)」「ライト・スタッフ」「シルバラード」「羊たちの沈黙」等個性派準主役一筋の男優だけど、この作品では本当に光っている。山岳風景も素晴らしい、撮影監督はデヴィッド・タッターサル。

 

前述したようにマーティン・キャンベル監督なので、アクションのつるべ撃ち、ヘリコプターから岩場に各人が飛び降りるシーンから始まり、ニトロが爆発し、クリフハンガーになるシーン等見せてくれます。

この映画からだと思いますが、CGでとても上手くアバランチ(雪崩)を作れることになったので、まさに本物のよう。その昔「女王陛下の007」の雪崩シーンとは比べ物にならない。

アッと驚くような場面もありますが、楽しめます。

 

このブログ作成にスーパービットDVD版を鑑賞しています。      八点鍾

追記

その昔、映像情報の転送レートを倍にしたSuperbit-DVDが販売されたことがあります。その時購入したのがこの作品です。普通のDVD プレーヤーではあまり違いが確認できなかったので、この作品だけしか購入しませんでした。

現在、BDプレーヤー、HDMIケーブルで鑑賞すると普通のDVD作品よりかなり良いですが、BD作品より落ちるということが少し前に確認できました。つまり、もう存在意義がないということですね。もうお店では見かけませんが・・・

 

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