レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「アイガー・サンクション」イーストウッド監督・主演の異色の山岳スパイサスペンス映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「アイガー・サンクション」(1975)です。

映画は、チューリッヒで諜報員が暗殺され、元諜報部員で今は大学で美術教授と登山家ヘムロック(クリント・イーストウッド)が秘密の政府諜報機関のトップ"ドラゴン"から呼び出されて、敵のヒットチームのうち一人をチューリツヒで殺害する。やがて、もう一人の男がアイガー北壁の登山チームにいること確認するや否や、ヘムロックは登山訓練を受け、その登山チームに潜入し残る男の暗殺を謀るのだった…

イーストウッド自身が監督も行い、なかなか面白い山岳スパイ映画になっています。

前半が若干退屈しますが、モニュメントバレーで山岳訓練を行うあたりから、俄然面白くなります。理由は、彼自身がスタンドインなしで山岳アクションに参加しているからで、これには驚きます。これが作品の価値を上げています。うーん、美しいです。

特に、ラストのアイガーヴァント駅で救助隊から投げられるロープを宙吊りになった体に取り付けて、宙吊りロープをイーストウッド自身が切断するシーンは迫力があります。イーストウッド監督の意気込みが感じられます。更に、ジョン・ウィリアム作曲のテーマ曲も美しく、映画を引き立てていると思います。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。            八点鐘

 

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