レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「さらば荒野」オリバー・リード、ジーン・ハックマン、キャンディス・バーゲン共演の異色西部劇…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「さらば荒野」(1971)です。

テキサス州ルーガー郡の有力者ブラント(ジーン・ハックマン)はサディストだった。朝、妻メリッサ(キャンデイス・バーゲン)を玩び、その後機関車に乗って仲間と共に狩猟に出かけた。彼はハーフマイル(800m)先の獲物を狙うことが出来る特殊なスコープを装着したライフル銃を購入しご満悦だった。そんな時、妻メリッサが無法者コールダー(オリバー・リード)らに拉致されたと連絡が入った。ブラント達は新型ライフル銃の試し撃ちにちょうど良いと考え、仲間達とコールダー達を追跡するのだった…

マカロニタッチの復讐西部劇です。このプロットだとドロドロの復讐劇で面白そうに感じますが、如何せん監督ドン・メドフォードの演出がいま一つなので気合が掛からない映画になっています。ホンも単調で良くないし、私から見ると妻メリッサを演じるキンディス・バーゲンもこの手の作品としてミスキャストの様に思います。更に西部劇なのでもっとカラカラに乾いたユーモアーも欲しいところです。

同様の作品、例えば「真昼の死闘」「悪党に粛清を」「女ガンマン 皆殺しのメロディ」等と比較すると失望の一編です。サディストのジーン・ハックマンはイケますが、文盲の無法者コールダーは見ていて辛いですね。ジーン・ハックマンに負けないぐらいのワル振りを発揮してくれないとね。

この映画で、一番好きなシーンは、ハックマンの新型ライフルで狙撃された仲間の死体を利用して、ハックマン達を誘き出して隠れていたオリバー・リードが飛び出して二丁拳銃でハックマンの仲間を二人ほど血祭りにするシーンが中々パンチが効いてよかったぐらいで、後はお粗末の限りで…

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。       八点鐘

 

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