レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「真昼の死闘」B級アクション一筋D・シーゲル監督のマカロニ風西部劇、これが好いんだ…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「真昼の死闘」(1970)です。

 

 

発破屋ホーガン(クリント・イーストウッド)が道を急いでいた時、ワル達が半裸の女をからかっていたのを見つける。仕方なく彼はワル達を始末し、彼女が服を着たのを見て驚くのだった。何と彼女は尼僧で、サラ(シャーリー・マクレーン)と名のる。彼女はフランス軍から逃げているようで、ホーガンも反政府軍の仕事を受けていたので彼は彼女からそのフランス軍駐屯地の情報を得て、彼女の協力と共に反政府軍ベルトラン大佐の下に急ぐのだった…

ドン・シーゲル監督1970年の映画です。B級アクション一筋の監督ですが、アクションのキレが良いので、低予算でも、例えばスティーブ・マックウィーン主演「突撃隊」のような映画も撮れば、傑作「ダーティハリー」のような映画もちゃんとものにしていると言うなかなか優れた監督と言って良いでしょう。

この作品では、あのシャーリー・マクレーンを巧く起用して、なかなか見せてくれます。彼女が相手ではさすがのイーストウッド氏も食われてしまい、ちょっと不味かったのかなと思ったことでしょう。

シーゲル監督、こういうことも出来るのですね。私、見直しました。

マカロニウェスタンで名を上げたイーストウッドと組んだ後も、「突破口!」「ドラブル」「テレフォン」「ラスト・シューティスト」「アルカトラスからの脱出」「ラフ・カット」等アクション、アクションコメディ映画を作り続けた素晴らしいB級映画監督でした。

少しだけ昔の話を書きますと、その昔、まだまだTV番組がお粗末だった1962~3年頃、夕方夕涼みがてらに家族で映画館に行く風習がありました。そういう時、スクリーンに掛かったていた映画は、まずB級アクションなんですね。だから、家の近くにあった洋画3番館でシーゲル監督「突撃隊」を見た記憶が鮮烈に残っています。

だって、子供心に凄い映画だなと思ったからネ。深夜ジェームズ・コーバンが火炎放射器を背負い、ナイフ片手に地雷原を突破するシーン、あえなく爆死するんですが、なんか昨日のことのように覚えています。うーん、美しいです。

但し、この「真昼の死闘」と言う邦題はチョットね。

 

このブログ作成にBD版と上記のことを思い出しながら書き連ねました。   八点鐘

 

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