レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「突撃隊」ドン・シーゲル、スティーブ・マックィーンのB級戦争映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「突撃隊」(1962)です。

ハリウッドのプログラムピクチャー、俗にいうB級戦争映画です。監督がドン・シーゲル、マックィーンがようやく主演出来るようになった頃の作品です。その昔よくテレビで放映されていた戦争映画ですが、監督があの「ダーティハリー」のドン・シーゲルなのでアクションシーンは見応えがあります。

映画は、1944年フランス、ジークフリート要塞防衛線。ラーキン軍曹指揮する第二分隊員はドイツ帝国はもはや崩壊寸前、帰国は年内だと誰もが思ったていた。そこにリース二等兵(スティーブ・マックィーン)が配属された。彼こそは殊勲十字章を得た下士官だったが命令違反で降格されて腐っていた。

分隊はジークフリート要塞防衛線攻撃に駆り出されたが、先に中隊が砲兵隊の警護の為に前線を離れることになり、敵トーチカの前に分隊数名が居残ることになってしまった。その為、反対に敵の斥候から探索攻撃を受ける有様。その攻撃でラーキン軍曹が戦死、敵に分隊しかいないこと悟らせないために反撃しようとリースは主張し、リース、修理屋ヘンショウ伍長(ジェームズ・コーバン)とコリンスキーが敵トーチカ攻撃の為、地雷原を突破しようとするのだが…

ほぼ女っ気なし、意外な拾い物と言う感じで、全体にチープな作りですがとても良く出来ています。マックイーンとコーバンが良いですね。特に、地雷原突破シーンはサスペンスたっぷりで、ラスト総攻撃シーン、M3マシンガンを抱えて突撃するリース、特にラスト異様な迫力がありなかなか見せてくれます。

後の「マンハッタン無宿」「刑事マディガン」「ダーティハリー」「真昼の死闘」「ドラブル」等で冴えたアクションを見せてくれるドン・シーゲル監督の片鱗を垣間見せてくれます。うーん、美しいです。そういう意味で、二重丸の映画です。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。        八点鐘

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