レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「恐怖に襲われた街」自称"筋肉だけのノータリン"と言う警部が大活躍するポリスアクション映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「恐怖に襲われた街」(1975)です。

高層マンションに住むノラは不気味な脅迫電話に苛立っていた。その日、執拗にかかってくる電話と間違えて彼女の部屋の呼び鈴を押した訪問者に怯えて、心臓発作を起こして、窓から転落して事故死してしまった。

ルテリエ主任警部(J・P・ベルモンド)とモワサック刑事は、武装強盗マルクッチを逮捕すべく捜査していたが、ミノスと名のる男から電話が入り、ノラの死はフランス警察の対応が問題と罵られる。ルテリエ達はミノス逮捕に力を入れるのだが…

久々に再見しました。ジャン=ポール・ベルモンドが大活躍するポリスアクションです。彼はスタントマンを利用しないアクションスターで、アクションの派手さでは、この作品がベストだろうと思います。

いや、凄いです。アニエールシュルセーヌ通りでのカーチェイス、ギャラリー・ラファイエットでのミノス追跡と銃撃戦、パリ地下鉄6号線でのマルクッチ追跡と銃撃戦、なんと彼は地下鉄の屋根に乗ってマルクッチを追いかけるので、上司から「君は筋肉だけのノータリンかね?」嫌みを言われる始末。

お話は少し緩いですが、まあベルモンド氏の凄いアクションを見れば、そんなこと忘れてしまうでしょう。ラスト高層マンションでのアクションもなかなかの迫力ありますからネ。

今回気付いたことは、意外にあのドン・シーゲル監督「ダーティハリー」にスタイルが良く似ているかなと言うことぐらいかな。どちらの犯罪者もシリアルキラーなので。どちらかと言えば、「ダーティハリー」の方が良いかなと言う具合で。監督は「地下室のメロディ」「シシリアン」の名匠アンリ・ヴェルヌイユ。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。            八点鐘

 

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