レタントンローヤル館

主に映画のお話

「グランド・マスター」カンフーは横か、縦か(相手は必ず倒せ)という映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「グランド・マスター」(2013)です。

映画は、1930年代中国南部佛山の武術家葉問(イップ・マン:トニー・レオン)の生涯を描いた作品で、彼が40歳頃東北地区の重鎮ゴン・パオセンの誘いを受けてその果し合いに挑み、勝利し"グランド・マスター"になる。が、彼の娘ルオメイ(チャン・ツィイー)は異議を唱えて後日イップマンと対決する。ルオメイが勝利するが、イップマンに何か惹かれるようになる。

支那事変が大きくなり、日本軍の佛山侵攻が始まり生活に窮するようになったイップマン家族。パオセンの武術を受け継ぐ弟子マーサンはパオセンを殺害、その流派八卦拳を手中にする。ルオメイはその復讐の為技を磨き始めるのだった…

映像派のウォン・カーウァイ監督作品です。彼にしては珍しいカンフーアクションなのです。ハリウッド映画「マトリックス」のような映像が多用されて、スローモーション撮影が多用されて、新鮮さではイマイチですが、それはそれで得意なモンタージュで見せてくれます。凡百のカンフー映画とは違います。

特に後半、小雪の舞う早朝、降り積もる雪の中で一人、八卦拳を磨くルオメイ。うーん、美しいです。空気感が違います。この辺りはカーウァイ監督の面目躍如ですね。

どちらかと言えば、「恋する惑星」「天使の涙」「花様年華」「2046」「マイ・ブルーベリー・ナイト」等男女のラブロマンス作品が多い作風のカーウァイ監督にしては珍しい作品ですが、前述したように切り込み方が違うので興味深く鑑賞出来ます。

少し気になるのは、この作品もっと大きな大河ドラマのような雰囲気もありますが、外国の人達には判り辛いだろうとカットされた様な雰囲気も感じられます。但し、この作品以後、彼の新作が出てこないのが寂しい限りですが。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。          八点鍾

 

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