レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ニューオーリンズ・トライアル」法廷サスペンス映画、あの陪審員制度って…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ニューオーリンズ・トライアル」(2003)です。

 

ニューオーリンズの証券会社で銃撃事件が起き、犯人は11人を射殺し自殺した。主人を亡くした妻セレステはやり手の弁護士ローア(ダスティン・ホフマン)を雇い、銃製造会社ヴィックスバーグを訴える。ヴィックスバーグ社側は、伝説の陪審コンサルタント、フィッチ(ジーン・ハックマン)に依頼して対決することとなった。そんな時、陪審員に選ばれたニック(ジョン・キューザック)は、外にいるマーリー(レイチェル・ワイズ)と連絡を取りながらと巧みに陪審員達を巧みに操り始めるのだった…

ハリウッド得意な法廷サスペンスです。有名な推理作家ジョン・グリシャムの「陪審評決」を映画化したものだそうです。

ネタバレを承知でお話しますが、この映画物凄く底意地の悪い映画で、米国ではこの映画の様に、ゴリ押しで陪審員に何者かが紛れ込んで、巧みに頭の悪い陪審員達の評決を何者かの有利になるように評決を誘導し、利益を得る様なことが起こるのでしょうね。この映画は、それをサスペンスたっぷりに描いています。又、登場する方々は演技派ぞろいですので…

ホント、こんなことが実際に起こったのかどうか知りませんが、リアルに描いています。そこが素晴らしいというのか、意地が悪いというのか…

私は米国の司法制度について詳しくはありませんが、こんな感じであれば、富裕層は毎日がルンルンと楽しくて楽しくてと言う感じでしょう。金さえあれば、何でもできるのだがら。

翻って日本の司法制度、少し前から陪審員制度を導入していますが、どうなんでしょうか? あくまでも私見ですが、日本の場合はまだまだ検察側に問題ありと言うように感じますが。

でも、この映画は丁寧に良く作られていますが、抱腹絶倒でしたね。いや、勉強になりました。私、少なくともあの「12人の怒れる男」よりある意味勉強になりましたが。

例えば、頭の悪い陪審員を上手く誘導するテクニック、詳細には描いていませんが、このようにやるんだというのはスクリーンから醸し出されていて…、うーん、美しいというより本当に勉強になります。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。            八点鍾

 

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