レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ソーシャル・ネットワーク」(2010)です。
この映画は、ハーバード大学2年生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)がボストン大学の女子学生エリカ(ルーニー・マラー)にフラれたことで、女子学生の顔格付けサイトを立ち上げ、それがやがて"フェイスブック"になるまでを映画化した作品です。
だから、最初のシーン、ザッカーバーグとエリカとの会話のシーンが見物です。驚きますよね、私もこの会話についていけませんでした。ザッカーバーグの頭の中ってどうなっているんでしょう。まあ、彼は努力型の秀才ではなく、閃き型の天才でしょうね。
それを、デビッド・フィンチャー監督がとても器用に纏めて、物凄く興味深い作品になっています。サスペンススリラー専門と思いきやフィンチャー監督、こういうことが出来るとは思いませんでした。私、この作品二度目の鑑賞でようやく理解できました。一度目は何が何だか理解できなくて…
「マンク」も良く出来た作品ですが、それよりはるかに面白いと思いました。そして、人の上に立つと言うか、組織でトップの人はやはり孤独だということ。ラスト、新人弁護士が言うアドバイス "裁判、民事訴訟は示談が一番だ"ということがなかなか含蓄があります。少し米国裁判制度を皮肉っていますが。
アーロン・ソーキンの良く出来た脚本、ジェシー・アイゼンバーグの好演が、更に映画の質を上げていると思います。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鐘
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