「ビリーブ 未来への大逆転」性差別解消は女性地位向上に寄与するのか、又は諸刃の剣か・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ビリーブ  未来への大逆転」(2018)です。

 

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この作品は、今年9月18日にお亡くなりになった連邦最高裁判事ルース・ベイダー・キングズバーグの若き日に努めた性差別裁判を元にした映画です。

ハリウッド映画は、時々凄いと思います。こういうテーマを結構面白く映像化するノウハウを持っているからで、邦画ではこういうテーマは諦めると思います。

 

映画は、ハーバードロースクールを優秀な成績で卒業したルース(フェリシティ・ジョーンズ)は、弁護士になるべく法律事務所の面接を受けるが、結果は全てNG。理由は女性だから。仕方なくラトガース大学の法科の教授となる。

夫マーテイン(アーミー・ハマー)は弁護士で、ある時母を介護している男性の介護費用が税金控除対象外と聞き、行動を始めるのだった・・・

 

元々、私はこういう法廷物はあまり好きではありません。そういうテーマは演劇向きだと思っているから、あの「12人の怒れる男」の類の映画は敬遠しがちです。だからあの南部ゴシックの傑作「アラバマ物語」も少し前鑑賞したぐらいです。

 

加えて、監督がミミ・レダー(「ピースメーカー」「ディープ・インパクト」)なので、大丈夫かなと思い鑑賞しましたが、大変良く出来た作品で驚きました。ルースを演じたフェリシティ・ジョーンズ(「ローグ・ワン」)はとても上手く演じていると思います。

 

彼女は、性差別は憲法違反として上訴して勝利しました。本当に根性の座った女性だと思います。

この作品を鑑賞した限りでは、ハーバードロースクールを素晴らしい成績で卒業したにもかかわらず、60年代の初め頃、弁護士になろうと弁護士事務所の門をたたきますが、どの事務所も採用してくれなかったという屈辱から行動しているように思えてなりませんでした。

 

性差別は良くないと思います。だけど、差別の解消が女性の地位向上に寄与したかどうかは別問題だと思います。女性が色々な分野で活躍することが出来るようになり、それは良いことですが、それが地位向上に繋がるか?

 

映画の冒頭、ハーバード大学部長が入学生に言います。

「君達は、この大学に入学を許された。これは物凄い特権だ」

私の様に頭の悪く疑り深い人間から見れば、何故、彼女は金にもならない性差別訴訟なんか目もくれずに、もっと儲かる訴訟をしないのかと、うがってみてしまいます。

 

でも、頭の良い女性は、勉強して弁護士になった方がよろしかと思います。間違っても天才肌の創作舞踊家とか戦場特派員にならない様に。それらは不幸な未来しかありません。

 

理由は、すべての先進国は法治国家だから、法を変えれば国を動かすことが出来るからです。

 

最後ですが、連邦最高裁判事ルース・ベイダー・キングズバーグのご冥福を祈りたいと思います。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。          八点鍾

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