レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介する映画は「ラスト・クリスマス」です。
冒頭、ユーゴスラビアの教会のシーンから始まります。ここで少し、嫌な予感を感じましたが、あの明るい明るいエミリア・クラークの顔を見るなり、そんな予感はなくなりましたが、でもどうもコメディという感じはしない。相変わらず、ドジっ子ぶりをかましてくれますが、画面が進むにつれドジっ子というより発達障害のように感じられ、何か違うよなと・・・
お話は、ユーゴスラビア移民のケイト(エミリア・クラーク)は、クリスマスショップで働いており、ある時トム(ヘンリー・ゴールディング)に出逢い、好意を持つ。彼はホームレスシェルターで働いているというが、実際に尋ねていくと彼はいない。
彼女の母(エマ・トンプソン)はうつ病で、父親はかっては弁護士だったが今ではタクシーの運転手、妹はガールフレンドと同棲している。
こんな感じで、物語が進みます。でも、ケイトは明るくホームレスシェルターの前で歌い、収入を得て、バスの中では英国人に罵倒された移民に優しく声を掛けます。さらに心臓移植の話も出てきて、この映画ってケン・ローチ監督作品でしたっけ?と戸惑うばかり。勿論、扱いは軽いのですが。本当に心配になってきます。こんな話でどうやって明るくエンディングに持っていくのかなと?
でも、そこは心配するに及びませんでした。明るく優しくエンディングを迎えます。
個人的には、「日の名残り」「父の祈りを」で有名な演技派エマ・トンプソンのコメディ演技を見たかったんですが、それは叶いませんでした。
次回はお願いしますね。ケイト・ウインスレットは「ホリデイ」、メリル・ストリーブは「マンマミーア」シリーズと頑張っていますから。
エミリア・クラークの「ゲーム・オブ・スローン」は拝見していませんが、感じとしては「世界一キライなあなたに」と同種の演技で頑張っていますが、もう一味欲しいと思うのは私だけでしょうか?
監督はポール・フェイグ、近作ではリブート版「ゴーストバスターズ」があります。
もう一つ、クレジットを見て驚いたのですが、原作と製作にエマ・トンプソンが係わっていて驚きました。 八点鍾