レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「世界一キライなあなたに」英国版「最強の二人」ですが、ラストがやはり・・・

レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「世界一キライなあなたに」(2016)です。

 

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この作品は、ラブロマンス映画ですが、テーマがかなり重いのですが主演エミリア・クラークの持ち前の明るいキャラであまり暗くなっていないのが救いです。映画には原作があり、ジョジョ・モイーズ著「ミー・ビイフォア・ユー きみと選んだ明日」です。

 

 映画は、英国ウェールズ、ペンブローク城がある小さな町。ルー(エミリア・クラーク)はカフェで働いているが、店主が店を閉めることで首になり、失業してしまう。家族で働ているのがルーだけなので、引き続き職を探し、6か月と言う期間だけ介護の仕事に就くことになる。

 

介護の相手は、ウィル(サム・クラフリン)まだ若いのだが、2年前にオートバイ事故で四肢麻痺となり車椅子生活になってしまった。当初は、いけ好かない野郎だつたが、ルーの底抜けの明るさに影響を受け、少しずつ心を開くようになり、競馬、コンサート、友人の結婚式、ルーの誕生パーティを経て、マヨルカ島旅行に行くのだが、期限の6か月が目前となり、彼はスイスの自殺幇助機関ディグニスタに出掛けるのに、ルーに一緒に来て欲しいというのだが・・・

 

少し前話題になったフランス映画「最強の二人」とよく似たシュチエーションだが、「最強の二人」の主人公フィリップは明るく、尊厳死なんか考えずに人生を楽しむ男だが、ウイルは違う。自分がこのような不幸に見舞われたのが許せないようだ。監督は女性で、テァ・シャーロック。とてもうまく纏めています。今後、注目していい監督のように思います。

 

たかが映画なのですが、個人的には「最強の二人」の方が好きなんですが・・・

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。     八点鍾

 

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