レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「JOY」です。この映画はベトナムでは2016年に公開されましたが、日本ではビデオスルーだったと聞いています。
航空会社の予約係をしながらモノづくりをしているシングルマザーのジョイ(ジェニフアー・ローレンス)は、父の女友達のヨットに乗船し、ワイングラスを甲板に落として、甲板を掃除する時に誤って手に怪我をします。
その時の経験から、触らずにモップを絞ることが出来るモップを考案し、ショッピングチャンネルQVCで紹介しようとするが、最初は販売用デモンストレーションが上手く行かず失敗しますが、二度目はジョイ自ら販売デモを行い、拡販に成功します。
上手く行くかと思ったビジネスですが、モップ部を外注している業者は契約の抜け穴を見つけ、不正にジョイの特許侵害を行い反対に彼女を訴え、ジョイは最大のピンチを迎えますが・・・
監督が「スリー・キングス」「アメリカン・ハッスル」のデビッド・O・ラッセルなので、普通のビジネス映画ではありません。前半は登場人物が構わず全員喋るので、ちょっと面食らいますが、やはり独特な味わいがあって見ていて楽しい映画になっています。
最後、彼女を陥れた男との対決は唐突過ぎてちょっとびっくりですが、そのあとのクリスマスショッピングの鉄道模型ディスプレイを眺めるジョイのシーンは何か優しい雰囲気に包み込まれるようで私はとても気に入りました。
共演はブラッドリー・クーパー、ロバート・デ・ニーロ、イザベラ・ロッセリーニと豪華です。このブログを作成に当たり、BD版を鑑賞しました。 八点鍾