レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。本日ご紹介するのは もう一度行きたい映画館、巡礼地 です。
映画好きな人がパリに到着したらどこへ行きますか? それは聞くまでもなく、シャイヨー宮のシネマテークでしょう。ベルナルド・ベルトルッチ監督「ドリーマーズ」(2003)をご覧になると判ると思います。ここはシネアストの巡礼地、2005年私も仕事でフランスを訪れた時、巡礼に行きました。但し、勉強不足でその時すでに12区ベルーシ地区に移設されていることは知りませんでした。
その巡礼地とは別にパリには好きな映画館があります。パリ国立図書館(ビブリオテークナショナル・ド・フランス)の横にあるMarkⅡというシネコンです。
ここは映画館よりもその館内にあるDVDショップがたまらないのです。映画好きな人は一歩中に足を踏み込むと必ずほっこりするでしょう。普通の店では置いていないような映画が一杯、例えば「網走番外地」シリーズ、メルヴィル「ギャング」、ケン・ラッセル「肉体の悪魔」、クロード・ルルーシュ「流れ者」、「北極の基地 潜航大作戦」、ジンネマン「日曜日には鼠を殺せ」等など。
映画配信が主流になる今もこのショップがあるか分かりませんが、本当に嬉しい映画ショップでした。
2月24日に小説家クライブ・カッスラーさんが亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。特に海洋冒険小説が得意の方でした。代表作は「タイタニックを引き揚げろ」「死のサハラを脱出せよ」 八点鍾