レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「フレンチ・コネクション2」(1975)です。
ウィリアム・フリードキン監督「フレンチ・コネクション」でブレークしたジーン・ハックマンがコッポラ監督の問題作「カンバセーション…盗聴…」の次に主演した映画です。監督がJ・フランケンハイマー、問題作、力作の多いフランケンハイマー監督ですが、この作品は娯楽作に徹しています。
映画は、前作で逃がしたドイル刑事(ジーン・ハックマン)はシャルニエ(フェルナンド・レイ)を追ってフランス、マルセイユへ。マルセイユ市警バルテルミー警部(ベルナール・フレッソン)と捜査にあたるのだが、ドイルはシャルニエ一味に拉致されて、麻薬投与されて麻薬中毒にされてしまう。バルテルミーはドイルをハードなコールドターキー方法で麻薬を抜くことに成功する。ドイルは拉致された時の記憶を辿り、監禁されたホテルを見つけ、殴り込みをかけるのだが…
最近、お目にかかりませんジーン・ハックマンですが、この作品は、彼の作品中でも飛び切り面白いのではないでしょうか?
コールドターキー時ベルナール・フレッソンとの掛け合いと言うか涙の看病シーン、ドックでの銃撃戦、アラブ地区のシャルニエアジト急襲とマルセイユの街を駆け抜けて港までの大追跡、最後のヨットハーバー内のハーハーゼーゼーの苦しい追跡、本当に嬉しくなる映画です。
そして、前作「フレンチ・コネクション」では、敵の殺し屋をマルセル・ボズフィが演じました。この作品では、あの「私のように美しい娘」「ジャッカルの日」のフィリップ・レオタールが演じます。ドックの銃撃戦、アジト急襲シーンではMAT-49機関銃を乱射してくれます。うーん、決まっています。
もちろん、最後はドイル刑事の怒りのS&W モデル36の一撃で。
このブログ作成にBD版を鑑賞しています。 八点鍾
追記 ジーン・ハックマンは元気なのでしょうか? 心配だな。たまには、チラリでいいから映画に出て欲しいと思います。
フィリップ・レオタール