レタントンローヤル館

主に映画のお話

「ブラックレイン」大阪を舞台にしたB級ポリスアクション、がリドリー・スコット監督の映像美が際立って冴えた作品ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ブラックレイン」(1989)です。

 

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この作品は、当時「エイリアン」「ブレードランナー」で独特の映像美を誇ったリドリー・スコット監督が日本でポリスアクション映画を撮ると言うことで大変話題になった作品です。こういう外国迄捜査官を派遣して、捜査を行う映画は、ジョン・ウェイン主演「ブラニガン」、ジーン・ハックマン、ジョン・フランケンハイマー監督「フレンチ・コネクションⅡ」辺りが最初だろうと思います。

 

時はバブル絶頂期の大阪に、NYで拘束されたヤクザ佐藤(松田優作)を護送して来たニック(マイケル・ダグラス)とチャーリー(アンディ・ガルシア)は偽刑事梨田に騙されて、佐藤を奪われてしまう。大阪府警の松本警部補(高倉健)と二人は、佐藤を追跡し、ある陰謀を突き止めるのだが…

 

今回、BD版を再見してホンはズタボロですが、スコット監督の映像美とテンポがすこぶるいい作品だと思いました。と言うより際立って冴えている感じです。大阪の街は、ブレラン風に、一番の見所、佐藤と親分菅井(若山富三郎)の会談シーンはエイリアン風で。おまけにブレランと同じように、高倉健とマイケル・ダクラスのヌードルシーンも出て来る。うーん、美しいです。

 

ダグラスとアンディーが掻きまわすので、責任を取らされて高倉は停職処分に。そう、ノンキャリの悲哀もしっかりと描かれており、最後には、マイケル・ダグラスは真摯さを高倉健はまず行動をと言うことを互いに学ぶところもなかなか良いと思います。

 

更に、内田裕也、ガッツ石松、神山繁、安岡力也、國村準、小野みゆき達ががっちりと脇を固め、結構上手くキャスティングしているのも舌を巻きます。

Wikiを読むと、ロケ地の警察許可を取るのが大変でリドリーが激怒したとか。でも、画面からはそんな感じは判りませんが、最後のシーンはナパバレーでロケしているので何かあったのかなとは思いました。

一つだけ言わせてもらうと、ダグラスが健さんのアパートを訪問するところで、彼の息子が出て来るのですが、何か息子らしくなくてもう少し気の利いた女優を奥さんとして共演してもらった方が良かったと思いますが…

 

いずれにしても、久々に鑑賞したら意外なほど面白い作品でした。

 

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。     八点鍾

 

追記 松田優作はこの作品が遺作になりました。この作品を踏み台にハリウッドで活躍して欲しかったと今でも時々思いますが。

 

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