レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「マトリックス レザレクションズ」(2021)です。
前作「マトリックス レボリューションズ」から18年目の続編になります。ネオ(キアヌ・リーヴス)は、マトリックスというゲームを作り上げたゲーム・デザイナーとして何不足ない生活を送っており、或るカフェでティファニー(トリニティー)に出会う。彼女は子育て中でドカティのバイクに乗り、生活を楽しんでいる。
が、ネオはバッグスという女性ハッカーからかって経験したある出来事に出会うことになる。彼女は赤いピルと青いピルを取り出して、赤いピルを飲んで現実に戻って欲しいと。赤いピルを飲んで、現実に戻るとネオは死んでいなくて、マシン達に拘束され、手術を受け、以前の様にポッドの中にいるのだった。トリニティー(キャリー=アン・モス)も同じようにポッドの中にいた。再び覚醒した彼はトリニティーを開放するために立ち上がるのだが…
マトリックストリロジーは、仮想現実を舞台になかなか面白いSFアクション映画でした。物凄いガンファイトがあったり、カーアクションあり、三船敏郎そっくりさんがマシンガンロボットで大活躍したりして。
この映画、映像も金がかかっており目新しさや新鮮さはありませんが、マトリックスが好きであれば、見て損はしないと思います。但し、トリロジーの方が全体にテンポと言うかキレが良かったと思います。今回は全体に助長過ぎると感じです。
この監督、ラナ・ウォシャウスキーは、「マトリックス」以後「スピードレーサー」「クラウド・アトラス」「ジュピター」等色々手掛けていますが、いずれも悪くはありませんが、興行的に今一つで、やはり自分の一番得意な作品に戻ったという感じです。この作品でガツンと当てて、もっと良い次作を期待したいと思います。 八点鍾