レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「エンドレス・ラブ」名匠フランコ・ゼフィレッリのラブロマンス映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「エンドレス・ラブ」(1981)です。

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若い二人、17歳のデヴィッドと15歳のジェイド(ブルック・シールズ)のラブロマンス映画です。若すぎる二人は余りにも愛しすぎて、当然の如く周りの反対に遭いデヴィッドはジェイドに会うことが出来なくなる。彼は気が狂ったようになって彼女の家に放火してしまう。やがて二つの家族には更なる不幸が訪れるのだが…

この手の映画は70年代に「小さな恋のメロディ」「フレンズ」とかかなり高級な映画でルイ・マル監督「プリティベビー」等があります。

今回初めて鑑賞して思ったほど悪くはありませんが、芳しくありません。これがあの名作「ブラザーサン・シスタームン」を監督したゼフィレッリ監督の作品とは思えません。前半は冗長で、後半放火犯として保護観察処分となり施設にデヴィッドが収監される辺りから面白くなりますが…

ブルック・シールズも美しいですが、ただそれだけで…「プリティ・ベビー」の時の方が自然で良かったと思います。

あくまでも個人的な意見ですが、この映画の一番の見所はジェイドの母を演じ、「華やかな情事」「雨の中の女」「ジャガーノート」「恋愛小説家」で有名なシャーリー・ナイトですね。美しいしデヴィッドを誘惑したり見せ場たっぷりで、チャーミングで本当に生き生きと演技しています。彼女を中心に据えて、ジェイドは脇で、アラフォー女性の悲哀のような映画、例えば「結婚しない女」、ああいう映画の方がゼフィレッリ監督の力量が発揮できたのではないでしょうか? 面白い映画が出来ると思いますが。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。但し画質はDVD並みで良くありません。こういうのは勘弁して欲しいです。             八点鍾

 

追記 忘れていましたがトム・クルーズがチラリと登場する映画です。

 

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右がシャーリー・ナイト

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雨の中の女

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ジャガーノート

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うーん美しいです

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www.youtube.com                            雨の中の女 予告編