レタントンローヤル館にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「さらば愛しき女よ」(1975)です。
久しぶりというか20年ぶりに鑑賞しました。本当に良いハードボイルドスリラーだと思いました。劇場公開された時、ロバート・ミッチャムもシャーロット・ランプリングも余り感動することなかったのですが、今回はあのミッチャムのくたびれた仕草、ランプリングの美しさに惚れ直しました。
又、全体のムードも素晴らしく、デビッド・シャイアーの音楽もピッタリと言っていいと思います。原作はあのレイモンド・チャンドラーで、この映画の少し前にロバート・アルトマンが監督した「ロンググッドバイ」がありますが、こちらはかなりプロットを変えていますが、この「さらば愛しき女よ」は原作に忠実な映画化です。
監督はディック・リチャーズ、西部劇「男の旅立ち」が高く評価されました。ちょっと演出スタイルが古いのですが、ご興味のある方はぜひご覧になることをお勧めいたします。このブログを作成に当たり、BD版を鑑賞しています。 八点鍾