レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「カリブの熱い夜」あのノワールスリラー「過去を逃れて」のリブートですが・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「カリブの熱い夜」(1984)です。

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IMDb

1947年に製作されたジャック・ターナー監督の「過去を逃れて」のリブート作品で、ファム・ファタール物と言って良いでしょう。

 

ブローガン(ジェフ・ブリッジス)は、プロフットボール選手だが往年の勢いはなく、チームを首になり、ナイトクラブの友人ジェイク(ジェームズ・ウッズ)の女友達ジェシー(レイチェル・ウォード)がメキシコ、コズメル島にいると思われるので捜して欲しいと言われ、その仕事を引き受ける。

 

ジェシーは見つけたが、その美貌に魅せられて、ブローガンは自分のものにしてしまう。そこにチームコーチがやって来るが、三人でもみ合いになり、ジェシーはコーチを撃ち殺し、逃げてしまう。ブローガンはコーチの死体を始末して、ジェイクのもとに帰るとそこにジェシー戻っており、ジェイクから別の仕事を依頼される。それは顧問弁護士スティーブの事務所からファイルを盗んでくれと。

 

日曜日の深夜、スティーブの事務所に忍び込むと、そこでブローガンが発見したものはスティーブの死体だった。本当の黒幕は・・・

 

全体に良く纏まっています。ポルシェ911SCカブリオレとフェラーリ328GTSのチェイスシーンから始まり、特に前半メキシコの熱い熱いシーンがとても好いと思いますが、後半、LAに戻ってから、スティーブの死体を発見する前後から展開が月並みになります。

「愛と青春の旅立ち」のテイラー・ハックフォード監督なのでサスペンスシーンに冴えたところを期待していましたが、ちょっと残念でしたと言ったところです。

 

が、ジェフ・ブリッジスは問題ありませんが、ファム・ファタール、レイチェル・ウォードが官能を刺激するくらいと素晴らしいともっと映える映画になったと思います。勿論、このブログでも紹介した「シャーキーズマシーン」よりは素晴らしいですが。

 

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。     八点鍾

 

追記 この作品にはオリジナル作品のファム・ファタールを演じたジェーン・グリアがジェシーの母親役として助演しています。

 

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www.youtube.com

フィル・コリンズ主題歌 「見つめて欲しい」