レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「カルフォルニア・ダウン」ドウェイン隊長の救出大作戦という映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「カルフォルニア・ダウン」(2015)です。

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約10年程前仕事の関係で千葉に住んでいた時、東日本大地震に遭遇し、私は直接被害がありませんでしたが、ちょうどこの時期に福島第一原発第3原子炉の冷却作業を自衛隊が行っており、とても緊張した記憶があります。嫌な思い出ですが、あの時、東電、自衛隊が頑張ってくれなければ、日本は大変なことになっていたでしょう。時の首相のこと、又何か村上龍のポリティカルサスペンス小説「半島を出よ」を思い出してしまいますが。

この作品は、CIT(カルフォルニア工科大学)のヘイズ博士(ポール・ジァマッティ)がカルフォルニア州サンアンドレアス断層の異常電磁波を観測調査中にM9.6という超大型地震がするだろうと警告しようとするが、時すでに遅く大地震が起こり、カルフォルニア州の大半が水没するというプロットです。それを軸にロサンゼルス消防庁の腕利きレスキュー隊員レイ(ドウェイン・ジョンソン)の家族が絡んで進んで行き…

この手の映画は、森谷司朗監督「日本沈没」ハリウッドでもマーク・ロブソン監督「大地震」等がありますが、昨今のCG技術の進歩は素晴らしく、CGによる大地震の高層ビルの倒壊シーン、フーバーダムの倒壊、サンフランシスコの大津波による水没シーンはとても迫力があります。ミニチュアワークを使用した昔の特撮とは比較にならないぐらい迫力がありますが、ビルの壊れ方が問題で、まるで耐震建築ではなく、ガラガラと倒壊するのがちょっとね。

加えて、頼もしい筋肉男レイ隊員のリーダーシップ、美しい娘ブレイク(アレキサンドラ・ダダリオ)等楽しませてくれますが、一番の問題はホンですね。ご都合主義の教科書の様なホンですが、まあのんびり鑑賞する分には問題ないでしょう。監督はブラッド・ペイトン。

但し、地震発生前、岩石が砕かれる時に発生する電磁波を利用して地震を予知する方法は、現在研究中の予知方法として有名です。どんな方法でもいいので正確に予知できる方法を誰か実用化して欲しいと思います。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。          八点鍾

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