レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ブレイン・ゲーム」(2015)です。
クランシー博士(アンソニー・ホプキンス)は、予知能力即ち遠い未来を予知する能力を持って難事件を解決してきたが、自分の娘亡くして以来、孤独にひっそりと暮らしていた。FBI捜査官ジョーとキャサリンはある事件解決の為、クランシー博士にアドバイスを求めるが答えはノーだった。が、博士はキャサリンと握手をした時、頭から多量の血が流れる彼女の未来が見え、それが気になり捜査に協力することになる。
一連の連続殺人事件現場を訪れ、全ての被害者が不治の病を持っており、それが理由で殺害されたことを知り捜査員達に告げる。そして、このシリアルキラーは、私以上の予知能力を持っていることをクランシーは悟るのだった…
アンソニー・ホプキンスが売りの映画です。彼は「冬のライオン」「八点鐘が鳴るとき」辺りから見ていますが、本当に凄い役者になりましたね。色々な役をこなして、ローレンス・オリビエを超えているのではと思う時があります。うーん、美しいです。
この作品ではクランシー博士を演じており、彼が持っている予知能力をどう演技且つ表現するのかがこの作品の決め手だと思いますが、ブラジル出身のアルフォンソ・ポヤルト監督手堅く纏めており、今後の活躍が期待できそうです。この手の編集に凝った映画は、個人的に大好きです。うーん、美しいです。
キャストもアビー・コーニッシュ、コリン・ファレル、ジェフリー・デイーン・モーガンと渋く、悪くありません。傑作とまで行きませんが、ラストも優しく纏めており、この手の映画にしては心優しい映画になっています。グロいシーンも少なく興味を持たれたら、是非鑑賞下さい。
このブログ作成にVODにて鑑賞しています。 八点鐘
追記 この映画はノーマークの作品でした。ある時深夜番組でラストだけチラリと見て、なかなかいいイケるなと思い、探して鑑賞しました。