レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ザ・パッケージ/暴かれた陰謀」(1989)です。
80年代末期、西ベルリンにて米ソ核全廃条約調印時、会場警備ギャラガー曹長(G・ハックマン)達は怪しげなドイツ人男女ハイカーを拘束しますが、突然現れたドイツ警察官に彼らを引き渡す。が、彼らは暗殺団でギャラガー曹長達は暗殺団と交戦するが、守るべき米高官は死亡してしまう。
ギャラガー曹長は警備の任を解かれ本国へ、その時軍法会議の為ヘンケ軍曹(トミー・リー・ジョンーズ)を米国へ送り届ける任務を受ける。ダレス国際空港に到着した時、トイレでギャラガーは喧嘩に巻き込まれ、その隙にヘンケは逃亡してしまう。元妻のギャラガー中佐の力を借りてヘンケを調べると、本人ではなく別人だったことが判る。ギャラガーは何やら血生臭い陰謀の臭いを嗅ぎつけるのだった…
前述したように中盤までなかなか面白そうなポリティカルサスペンスですが、後半ありきたりな展開になって、普通のサスペンススリラーになってしまうのは惜しいの一言。監督はあの「逃亡者」「沈黙の戦艦」のアンドリュー・デイビィス、もう一つと言ったところです。
トミー・リー・ジョーンズが、この作品では凄腕の狙撃手という強面の奴を演じて、なかなか良い感じの敵役なので、まずまずの作品になっています。他の見所として、ジョアンナ・キャシディ、バム・グリア、ジョン・ハード辺りが頑張っていますのでまあ退屈はしませんが…
このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。 八点鐘