レタントンローヤル館

主に映画のお話

「1640日の家族」フランスの里親制度を描いた真摯な映画…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「1640日の家族」(2021)です。

フランス映画です。それもフランスの里親制度を丁寧に描いた作品です。涙腺を刺激したい方には良いかもしれません。何を描いているかと言えば、里親が里子を愛しすぎてはいけないのですか?と言うことをこの作品は訴えています。

映画は、アンナ(メラニー・ティエリー)と夫ドリスは、里子シモンを受け入れて四年強過ごした時、月1度面会交流をしていた実父エディから息子と一緒に暮らしたいと申し出があったのだった。アンナは一番可愛い盛りのシモンのことがとても気がかりで…

映画では、どうしてアンナとドリスが里親になったのかは描いていなく、又実父エディのことも余り描いていません。でも、作品は真摯に作られた良い映画です。

私から見ると、5歳前後の男の子を突然手元で育てると言い出すエディは、何か里親に嫌がらせをしているように感じて、一見生活力のなさそうなこのエディをフェリックス・モアティが上手く演じていて、本当に大丈夫かと。でも、実父なので法的には彼が一番強いということになので、シモンは実父の処へ行くのですが。

人間は社会的な動物で、その最小単位である家庭が崩れてくると人格形成にも問題が生じてきます。だから、何らかの事故等で両親が片親になった場合、地方自治体又は国家が支援に入るわけですが。

本当に難しいテーマをこの作品は訴えているので、映画を見終えた時、ちょっと失敗したなというのが率直な感想でした。理由は、このブログは主にサスペンス映画を中心にしているからで、私には余り合わない作品だと。

ではどうして取り上げたのですかと問われれば、メラニー・ティエリーが主演しているからで… 間口の広い女優ではありませんが、この作品での彼女とても良いです。

実子も里子も分け隔てなく可愛がると言う理想のお母さん像を上手く演じていて、ホントに愛すべき女優になっています。うーん、美しいです。

この手の感動作が好きな方はご覧になると良いかもしれません。    八点鍾

longride.jp

こんな感じで愛すべきお母さんを演じています…