レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「セイント」フィリップ・ノイス監督によるあのTVシリーズ「セイント 天国野郎」の映画化ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「セイント」(1997)です。

映画は、得意の変装とハイテクを駆使してサイモン(ヴァル・キルマー)は、モスクワに潜入しロシアの石油王イワン・トレティアックの金庫からマイクロチップを盗み出す。ロシアから脱出し、サイモンの次の仕事は常温核融合の方程式をエマ博士から盗み出すのだったが…

1960年代にたロジャー・ムーア主演で製作されたTVシリーズを映画化した作品です。映画はロシアを舞台にしており、現地ロケをしているので、前半はその雰囲気が良く出てなかなか面白いのですが、後半は盛り上がりに欠けノイス監督として余り出来の良くない作品になっています。この場合、問題はホンですね、もう少し良ければ普通にみられる作品ぐらいにはなったと思います。常温核融合の話も出てきますが、ただ登場しているだけで、エリザベス・シュー扮するエマ博士はそれらしい雰囲気が出ていなくてストーリーに常温核融合が上手く噛み合っていないような感じです。もう少し、プロットを練ればそこそこ面白い作品が出来ると思いますが。

あの「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」には及ばないのは残念です。この作品はこれぐらいですかね。

このブログ作成にBD版を鑑賞しています。        八点鍾

 

 

テレビ版「セイント 天国野郎」は主人公があのボルボP1800Eを乗り廻しますが、映画ではボルボC70です。がっかりですね。

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