レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「ローズバッド」これまたレアなオットー・プレミンジャー監督のサスペンススリラーですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ローズバッド」(1975)です。

いや、この映画ですがチョコチョコと封切られてから殆ど陽の目を見ない作品で、ずっとディスク化されるのを待っていましたが無しのつぶてでしたが、今回やっとBD版手に入れることが出来ました。ホント嬉しかった。

映画は、富豪の娘5名が豪華クルーザー"ローズバッド号"に乗り込んで地中海クルーズを楽しむ処が、PLOの過激テロ組織「黒い九月」の男達に乗っ取られてしまう。「ニューズウィーク」の記者ラリー(ピーター・オトゥール)はCIAのエージェントで娘達の父親ファルジョーに雇われて、彼女達救出の任に着くのだが…

監督はオットー・プレミンジャー、日本ではあの薬物映画「黄金の腕」が一番有名ですかね。「帰らざる河」「ボギーとべス」「悲しみよこんにちは」「栄光への脱出」「枢機卿」「危険な道」等色々ありますが、私はこの作品が一番好きですね。

理由は、とても良く出来たサスペンススリラーであること、そしてラリーを演じるピーター・オトゥールが漂々として何やら存在感がある役柄で、うーん、美しいです。

淡々と敵を追い詰めてコルシカ島にある敵のアジトを探したり、敵の黒幕スロートに会いに行ったりして好いんですね。敵アジトの急襲は、水道管から睡眠ガスを流し込んでから急襲する等とてもリアルで、ラスト敵の殺人者と対決するシーンもなかなかの見ものです。もう二度と見ることが出来ないと思っていましたが、今回購入することが出来て、うーん、もう涙物でした。

このブログ作成にBD版(輸入盤)を鑑賞しています。       八点鐘

 

追記 拉致される女性の中にイザベル・ユペールがいて、これも又美しくて…

今後もレアな映画をご紹介いたします。

 


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