レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ブルーアイス」(1992)です。
ハリー(マイケル・ケイン)は、ジャズ・バー「ハリーズ」のオーナーであり名車ジャグァーXK150FHCを所有している。ある時、メルセデス380SLに衝突され、運転していたステイシー(ショーン・ヤング)と知り合い、深い仲になる。ステイシーはハリーに男を探して欲しいと言われ、ロンドン警視庁の友人オズグッドに調べてもらう。男はすぐに見つかり高架線隣のホテルにいることをステイシーに電話している間に探していた男は部屋で殺され、オズグッドもホテル屋上で殺されていた。ハリーは警察に拘束され、何者かの罠に嵌められたことを知るのだった…
監督は「ハイランダー 悪魔の戦士」のラッセル・マルケイ、この手のサスペンススリラーを手堅く纏めています。後半のガンアクションがもう少しキレが良ければ、もっと面白くなったでしょう。
特に、前半ジャズバーのシーン、高架鉄道横の丸形ホテルでのサスペンスとか、薬物でアヴァンギルドな悪夢に陥る処等良く出来ており、こういう感じで全編演出されていれば素晴らしかったのに思う次第です。又、ケインがジャグァーXK150FHCの所有者というのも素晴らしいし、こういうこだわりはとても素敵です。
キャストはケイン以外にショーン・ヤング、イアン・ホルム、ボブ・ホスキンス、アラン・アームストロングと脇が充実しており、この辺りもなかなか好ましいと思います。
世間様の評価は余り芳しくありませんが、私は結構好きな作品です。ラストシーンの終わり方も小粋で好いのではと私は思いますが。
このブログ作成にDVD版(輸入盤)を鑑賞しています。 八点鐘
