レタントンローヤル館

主にサスペンス映画のお話

「レッド・プラネット」あのスコット監督「オデッセイ」とよく似たの映画ですが…

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「レッド・プラネット」(2000)です。

21世紀、地球は深刻な環境汚染に見舞われて、最後の手段として火星をテラフォーミング(惑星改造)することになった。氷のある火星の極地に藻を送り酸素を生成する計画だった。が2050年、計画通りに酸素レベルが育成されていたが突然落ち込み、理由は不明だった。調査の為、宇宙船マーズ号が派遣されるのだが…

火星を舞台にしたSF探検映画ですが、水準的な仕上がりでまあ楽しめる映画だと思います。同時期のデ・パルマ監督「ミッション・トゥー・マース」と同様だと思います。

この手の作品ですとスコット監督「オデッセイ」が群を抜いて良い仕上がりだと思います。違いは、ホンのディテールの差だと思います。一人残されたマークは、食糧問題、地球との通信、ラスト母船ヘルメス号とどうランデブーするかと言う問題を丁寧に描写しています。

対して、この「レッド・プラネット」はホンが雑な感じがします。もう少し丁寧に描写すれば、なかなか良い仕上がりになったと思いますが。探査ロボットAMMEの扱いなんかもったいないと思います。但し、ラスト宇宙船マーズ号のレスキュー装置は中々良いなと思いましたが。そういう意味で、ちょっと勿体ない映画でした。共演のキャリー=アン・モス、テレンス・スタンプもなかなか頑張っていましたが。

このブログ作成にDVD版を鑑賞しています。           八点鐘

 

追記 監督はCM監督出身のアントニー・ホフマン、興行成績が悪かったので又CM業界に戻ったとのこと。大変でしたね。もう一回ぐらいチャレンジさせてあげれば良かったのに。

 

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                                     ミッション・トゥー・マース予告編