「ビリー・リンの永遠の一日」イラクの最前線から帰国したブラボー小隊を待っていたのは・・・

レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ビリー・リンの永遠の一日」(2016)です。巨匠アン・リー監督作品ですが、劇場公開されずにビデオスルーとなった作品です。

 

19歳のビリー・リン特技兵(ジヨー・アルウィン)は、2004年10月23日、イラクでの最前線で負傷したシュールーム軍曹(ヴィン・ディーゼル)を助けようとした行為で、彼の所属するブラボー小隊は米国に帰国、軍曹の葬儀に参列、11月25日のダラスカウボーイズ感謝祭ホームゲームのハーフタイムショーで最高潮に達する宣伝ツアーにも参加するように言われた。

 

彼は両親の元に帰り、姉キャサリン(クリステン・スチュワート)に会う。ダラスカウボーイズのハウスタイムショーは壮大なものだが、彼は何か虚しく、シュールーム軍曹救出の戦闘が生々しく蘇ってくる。チアガールのファイソンとも仲良くなる。

姉キャサリンがスタジアムまで来て、PTSDでイラクに戻らない様に説得するのだが、ビリーは仲間が待っているからと、一緒にIED(手製爆弾)、武装グループ、激しい戦闘の待つイラクに戻ると・・・

 

大変良く出来た厭戦映画だと思います。アン・リー監督は好戦でもなく、反戦でもなく戦争という事実、その戦闘の激しさを正確に伝えようとしています。そういう姿勢を高く評価したいと思います。

一端、戦争が開始されると今度は中々それを停めることが出来なくなります。でも、政権側は評判の悪い戦争程、何とかしなくてはと色々と手を尽くすことになります。この帰国は、映画では描かれていませんが、政権側の意向が働いていることでしょう。

この映画を見ていて、ソビエト映画の「誓いの休暇」(1959)を思い出しました。

 

単純な話を淡々と描くこともまたとても難しいことだと思います。

DVD、BD版もなかなか見つからなくてもうあきらめていたら、昨晩BS12チャンネルで放映されましたので。                    八点鍾

 

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IMDb

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